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必要な方へジャストタイムで情報とサービスを届けるのが弊社の役割です

仙台
有限会社あしたの広告社 代表 加藤宏之
あしたの広告社代表 加藤宏之氏のキャリアスタートは大手代理店の営業職でした。ライターとデザイナー、営業の3本柱があれば媒体を作ることはできると、数名のスタッフと共に独立されました。現在も創業時メンバーと30年を共にし、特色のある広告、媒体を含むサービスを提案し続けています。お客様への商品・サービスの開発提案や、お客様とお客様を結び付け新たなビジネスチャンスを生み出すなど、従来の広告代理店の枠を超えた感覚の加藤氏。「お付き合いが続くお客様とは良い仕事ができるものです」という言葉には、経験を基にした重みがありました。

お客様が望むものを届けたいという思いが会社創業に繋がった

立ち上げまでのキャリアについてお伺いしたいのですが

私は仙台生まれ仙台育ちです。5年制の宮城県立高等専門学校の金属工学科へ進学し、山形大学の哲学科を卒業後、広告代理店に就職しました。全国に支店があり、主に新聞広告の各都道府県版を取り扱う企業でした。
もともと起業したいという気持ちはありませんでしたが、入社して5年ほど経過したところで、仕事を通して必要とされるものを作りたいと考え始め、自然と起業する流れになりました。社長は当時の支社長で、私は専務として数名のスタッフと共に独立を果たすことになりました。これは私の1回目の独立で、今から30年前くらいのことです。
新卒新入社員で入った6名の同期のメンバーもそれぞれ独立し、現在も協力し合う間柄です。

独立されたキッカケは?

新聞紙面の広告は1頁あたりの掲載料が高額で、全国規模の大手企業は掲載できますが、地元の商店などは到底広告を出すことができませんでした。そこで宮城県を県南、県北、仙台の地域に分け、各地域に密着した情報を盛り込んだ、タブロイド版の月刊情報誌を作る事業を始めたことですね。

独立されてから制作されたオリジナルの媒体についてお聞かせください

当時はコンビニエンスストアもない時代で、山形県で書店販売の求人雑誌『Doing』を発行したところ飛ぶように売れました。同じく山形の主婦の方たちが『ままたん』という手書きのかわら版を作っていたのを見て、編集して一冊の本にしてみませんかとご提案し、200頁3,000部を1週間で完売しました。

情報の重みが現在と違っていた印象ですね

発信する側も受信する側も情報に対して感じる価値の重みが違っていました。インターネットはまだ存在せず、情報を発信する媒体・工程も現在と全く違う時代でした。12頁のタブロイド版が写植を使わずMacで製作できるようになったはしりの時代。驚くことに当時Mac 3台の値段は1200万円でしたが、「自分たちで自由に製作ができる夢の機械を手に入れた! どんどんオリジナルの広告や紙媒体を生み出そう!」と大いに気持ちも高まったものです。

隙間で誰もやらないことに商機を見出すのが弊社流です。

2回目の起業についてお聞かせください

コピーやデザインでの差別化でコンペティション勝負するのではなく、他の代理店と競合しないクライアントにターゲットを絞り、オリジナルの媒体で勝負するのが、一番の勝因となり差別化ができるところと考え、お客さまの望むものを作り出してご提案し、既存にはないものは創ればいいと考えておりました。この考え方が私の中で徐々に高まり、会社と進みたい方向性が違ってきていると感じて、結果として2回目の起業にあたる「あしたの広告社」創業に繋がりました。既存のクライアントを抱えての独立ではなく、ゼロスタートでしたが、クライアントの方々からは、応援するという熱い思いを頂きました。

1回目の創業メンバーと現在も共に仕事を行っていると伺いました

その当時採用したライターとデザイナーは、約30年にわたり現在も共に仕事を行っています。ライターの千葉雅俊さんは、5年ほど経過した辺りでフリーランスとして独立し、22年前にたった一人でフリーペーパーの『みやぎシルバーネット』を創刊し、ずっと継続して発行されてきました。2018年8月9日の日経新聞、雑誌の『ソトコト』8月号に紹介され、全国的に見ても稀有な媒体として注目を集めています。
2005年の創業時、将来必ずもっと必要とされる媒体になること、読者へ訴求する広告がさらに加われば、質・量ともに価値が上がると確信していたため、あしたの広告社と一緒にやらないかとアプローチしました。

『みやぎシルバーネット』についてお聞かせください

編集・発行人の千葉さんが1996年から始めた、仙台市内とその周辺地域で毎月末に発行されるタブロイド版カラー18頁フリーペーパーで、読者層は60~90歳のシルバーの方々です。老人福祉センター、病院、地下鉄の駅、信用金庫など約100カ所に設置されています。現在の発行部数は3万6000部で、ほぼ返品がない状況です。笑いと涙を誘うシルバー川柳が大人気で、シルバー世代に響く情報掲載と2つの柱で構成されています。この広告枠はありがたいことに、満員御礼状態で掲載をお待ちいただくお客様がいらっしゃるほどです。現在は『シルバー川柳』という書籍や、別冊として『みやぎシニア事典』というムックも発行しています。

『みやぎイベントJOY』はどのような媒体なのですか

これは、私が新卒で入社した会社で同期だった人が独立して代表を務める制作会社と大手印刷会社から「一緒にやろう」と声をかけていただいた案件でした。宮城県観光連盟の発行する観光情報のフリーペーパーで、宮城県の四季それぞれの観光PRを行い集客に結びつける媒体です。独立するまでの人脈によってもたらされた大切な仕事で、現在12年ほど継続して製作に携わっております。

あしたの広告社さまのサービスについてご紹介ください

『みやぎシルバーネット』の紙面には、訴求する世代が必要とする情報と、情報を得た後にサービスの提供先となる広告が掲載されています。健康づくりのための運動系教室、パソコン教室、シルバー婚活、庭や雨どいのお手入れサービス、専門病院情報、相続法律相談、ケアホームの案内、人生の終活関係、霊園の広告など、興味はあるけど、どちらに問い合わせしたらいいのか分からないというお客様に、少しでも有益な情報を伝えたいと願っています。

加藤様からご提案された事例についてご紹介ください

仙台市の街中にある由緒ある寺で、老朽化した本堂と狭い敷地という二重苦を打破してよみがえったという事例です。通常の広さの墓地ではなく、箱型で棚式のお墓を提案し、石材会社の社長に建設を相談しました。最初に建設に充当できる資金が不足していたこともあったので、私が必ず完売させてみせるからと、販売できた分から石材会社へお支払いするという方法をご理解いただきました。一部を女性一人で入ることができる区画にして、個別でご相談に応じますと広告に掲載するなどの工夫をしました。これは時勢もあってか反響が大きく、最終的に2年半で完売となりました。さらにはその寺の檀家となった、『みやぎシルバーネット』の読者の方が「ぜひ本堂を建て直してほしい」と寄進されたというエピソードもありました。私が行ったのは人と人を結び付け、広告すべきもの、ことを作り出したことです。

新規開拓の繰り返しによって時代に合ったものが残っていく

加藤さんの時代を読む力はどこからくるのでしょうか?

例えば「シルバー」というキーワードであればそこに関連するものを、固定概念を持たず、次々に営業して集めていくだけです。いつの時代も手探りなのは変わりません。新規開拓を繰り返していくと、連鎖してお付き合いが広がり継続しますが、同時に時間が進むなかで、いま必要とされるものが、未来では不要となるものもあり、継続しないものも出てきます。結論は「いつも世間は正しい」。おのずと残っていくものに力を注ぐことでしょうか。いま現実に起こっている問題を解決する相談が、広告の仕事に結びつくまで時間がかかることもありますが、今後もこれは変わることのない基本です。

スタッフに求めることは?

弊社の営業担当は私を除いて全員女性です。私とは違った視点で、どんどん新規顧客を見つけアプローチしてくれて、非常にアグレッシブです。そのままの感性で走ってほしいですね。先に述べた私が感じている基本は共有できているので、これからもお客様の問題解決のためにアイディアを出し合いながら進めていこうと伝えたいですね。

取材日:2018年9月19日 ライター:桐生由規

有限会社あしたの広告社

  • 代表者名:代表 加藤宏之
  • 設立年月:2005年
  • 資本金:300万円
  • 事業内容:各種広告の企画製作・編集・出版
  • 所在地:〒980-0811 仙台市青葉区一番町2丁目2-11TKビル7階
  • 電話:022-726-5185
  • FAX:022-227-7816
  • URL:http://www.ashitano-ad.com
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