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IT×●●で個性溢れる人たちが生きやすい会社を作りたい

仙台
株式会社コー・ワークス 代表取締役 淡路 義和 氏
「コー・ワークスって、一体なんの会社なんですか?」とは、今回の取材の出発点。
システム開発を主軸に、人の「強み」を掛け合わせて様々な事業を展開する株式会社コー・ワークス。代表取締役の淡路義和さんに、個性溢れる人たちが生きやすい会社を作りたいと思うようになった会社設立の経緯から、現在の事業展開、目指す会社の姿まで伺いました。

移動販売のクレープ屋の運営で、身をもって経営を経験

立ち上げまでの淡路様のキャリアについてお教えてください。

秋田で生まれ父親の転勤で、高校から仙台に来て27年になります。仙台に来て感じたのは、機会の多さです。いろんな人や事に出会う機会があり、知的好奇心が刺激されるのを感じました。
大学には、あまり行かず、学校の外の世界にばかりいました。遊ぶためにもお金が必要で、アルバイト もたくさんしました。その頃の遊びやアルバイトは、私にとって社会(大人の世界)との接点であり、自分と向き合う大切な時間でした。
卒業後は、大手ITサービス提供企業の子会社に就職し、新人研修後2ヶ月ほどで、大手自動車メーカーの研究所に出向し、部品表管理のためのシステムを作っていました。全国から優秀な人たちが集まるビックプロジェクトで、いい経験をさせていただきました。

設立のきっかけについて教えてください。

プロブラミングのスキルは素晴らしいのに、コミュニケーションが得意ではない ために、周りから評価されず、窮屈な思いをしながら仕事をしている同僚を見て「なぜだろう。」という違和感を持ちながら仕事をしていたんです。個性溢れる人たちが生きやすい会社を作りたいと思うようになりました。もし、就職先の会社で思う未来を実現しようと思えば、トップになるために最低でも30年はかかると思い、それならば、マインドセットの近い人たちが集まる会社を自分で作ろうと思いました。

経営については、どこで学ばれたのですか?

絶対に失敗したくなかったですし、一介のシステムエンジニアでしかなかったので、経営について勉強しなければならないと思いましたが、座学はあまり得意な方ではないので、何か身をもって経験したいと考えていたところ、たまたま移動販売のクレープ屋を事業構築・運営する機会に恵まれ、チャレンジしてみました。
結果、今まで担務したことがなかった職種の知識(営業、会計、労務、人事など)を得ることが出来、会社として経営するための様々な知識を学ぶいい機会になりました。
また、大企業でしか勤めたことがなかった自分にとって、システムエンジニア以外の仕事でもちゃんと食っていけるんだ、という自信に繋がり、万が一次のチャレンジで失敗しても何とか生きていける、と腹をくくることが出来るようになったことが、何よりの収穫でした。

IT×地方創生、個人の「強み」を掛け合わせた事業展開

コーポレートサイトにて「ITを軸としたモノ・コトづくり企業」と自社を表現していらっしゃいますが、そこに行き着くまでの事業内容の変遷をお聞かせいただけますか?

株式会社コー・ワークスは「個々の得意な強みを生かして事業を起こす」というコンセプトで始めた会社です。
元は、私が得意とするシステム開発を軸としてスタートしましたが、この理念を発信し続けながら企業規模が大きくなるにつれ、さまざまな人が集まってくるようになりました。その過程で生まれたのが地方創生の事業です。この事業は、ITの知識よりも、地方自治体と一緒に仕事をするため自治体への理解や国の助成金のとり方といった知識が必要です。その知識を持ったメンバーが、地方創生への強い思いを持って弊社に入社し、この事業を立ち上げました。当初は難航していた当事業も、新旧メンバーの「強み」を掛け合わせ、本質を突いた企画立案をトライ&エラーし提案した結果がようやく身を結び、売上規模も少しずつ増えてきたところです。
人が強みを活かして活躍できる場所を作り、お客様に喜んでもらい、利益を得られるまで成長した、良いロールモデルになったと自負しています。

地方創生事業について、具体的な事例を教えてください。

地方創生のプロジェクトは、プレイヤー(その土地に想いを持ち何かを成し遂げたい人)、リーダー(自治体の役人など旗振り役)、サポーター(プレーヤーの想いをカタチにする手助けをする人)の3つの役割の人たちで成り立つ事業と考えています。
具体的には、青森県三戸町や、秋田県鹿角市、宮城県大崎市などで、自治体と共に地方創生プロジェクトを立ち上げており、その中での弊社の役割は、ITのナレッジや助成金調達ノウハウの提供など、地域に想いを持ったプレイヤーのその想いをカタチにする支援をする役割に徹しております。
そしていずれ、我々が提供したナレッジやノウハウが地域に根付き、我々がいなくてもその地域内で地方創生が継続的に実施されるようになることを目標と捉えています。

ITを使うことで地域を活性化する例は、他にもあるのですか?

ITを使った活性化、というよりも、IT人材の働き方の多様性を活用した地域活性化の例なのですが、最近は、宮城県の鳴子温泉で「湯治ワーク」というプロジェクトをしかけています。湯治しながら仕事をするという働き方を試しに実施してみることで、温泉地の良さを改めて見直すと共に、新しい湯治場の活用方法を考える、といった主旨のプロジェクトです。
そんなこんなで鳴子温泉に通ううちに、地域の人とつながりが出来たので、いろいろ話を聞いていると、地域課題が見えてきました。これは鳴子温泉のみならず、温泉地の共通課題なのかもしれませんが、平日の稼動率が昔に比べ大きく下がっているということと、過疎化により跡継ぎが出て行ってしまって、事業継続出来ないということ。若い世代をどう呼び込むかという話はよく聞く話ですね。
そこで、平日の旅館をもっと活用するために「湯治ワーク」を軸とした企画を立案し実施することで、人を呼び込みたいと考えています。地域に関わるソトモノ(関係人口)の数を増やしていくために、人をどうやって巻き込んでいくか。例えば、平均年齢が比較的若いIT/IoT人材を育成する合宿を鳴子温泉でやろうと計画してみたり、外から若者を呼び込むだけでなく、地元の若者と交流する場作りをしてみたり、ということを自治体や地域のプレイヤーと共に考えています。
それぞれの地域にあるさまざまな課題を、地域の人たちの想いと、我々の強みを組み合わせることにより、少しでも解決できたらと考えています。

理念である「得意なことを生かして、苦手なことを補完してもらう」を貫く

事業を進める上で、会社としての思いや、大切にしていることについて教えてください。

「得意なことを生かして、苦手なことを補完してもらう」という理念をブレさせないことは、徹底していきたいと思います。 人間は、万能ではなく得手不得手があります。苦手なことは隠したいと思うのが普通です。でもそれは、エンドユーザーのためになりません。
出来ないことを出来ないと言えるためには、まず、本人がプライドを捨てる必要があり、同時に、助けを得られる環境が必要です。

私は、メンバーが出来ないことを出来ないといえる組織を目指したい。そのために、この事をひたすら追求して、それを実現する仕組みとはどんなものかを考えて組織を作っています。

一緒に働くスタッフに対して、会社としてどのようなことを求められますか?

入社試験の時に、いずれは辞めてくれという話をします。
志望者は驚かれているかと思いますが、上下関係ではなく、お互いの強みを補完し合える関係であれば、将来、スタッフが独立しても構わないと考えていて「ずっと一緒に仕事をしよう。」というメッセージなんです。
最後は絶対、人ですから。副業や兼業が認められるようになってきているという風潮にも現れているように、今後は、もっと個人が活躍できる世の中になっていくと思います。会社はただの器でしかなく、もし会社が潰れても一人で生きていける力を身につけて欲しいと思っています。
ただ、信頼関係は変わらず、会社と労働者が、補完し合える関係性でいたい と思っています。

今後、どのような会社にしていきたいとお考えですか?目指していること、今後の展望、将来のビジョンなどをお教えてください。

コー・ワークスは「人の強みを生かして事業を起こす」というコンセプトで始めた会社ですので、理念である「得意なことを生かして、苦手なことを補完してもらう」という会社運営を貫き通しつつ、時流に合わせてしっかりと稼ぐことが出来る事業を起こせる組織を作り上げることが、まずは目指すところです。将来的には、首都圏から東北に戻りたい、もしくは東北に残りたいが入りたい企業がない…というたくさんの優秀な人たちに、「楽しく」「やり甲斐がある」企業として選んでもらえるようになりたいですね。

取材日:2018年7月18日

株式会社コー・ワークス

  • 代表者名:代表取締役 淡路 義和
  • 設立年月:2009年4月
  • 資本金:1千万円
  • 事業内容:ITでの課題解決
  • 所在地:〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町1-8-10 京成壱番町ビル203
  • TEL:022-221-4902
  • FAX:022-399-7396
  • URL:https://co-works.co.jp/
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