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フットワークを軽く、世の中のニーズをキャッチ

福岡
有限会社ヘッズ 代表取締役社長 森 哲也
メディアミックスな広告を得意とする有限会社ヘッズは、ホームページ制作から各種広告デザインまでをワンストップで展開しています。スピードが求められる今の時代、ワンストップというサービスが強みとなって地元福岡で成長し続けてきました。その強みを支えているのが、同じオフィスにあるグラフィックデザイン会社、有限会社シンクです。もともとはシンクの社員であったという森哲也(もりてつや)氏は、ヘッズを立ち上げその後、シンクの専務も兼ねることに。移り変わりの激しい広告業界の今後とこれからの展望について伺いました。

専門分野を極めてスペシャリストを育成する。

御社、有限会社ヘッズについて教えてください。

ヘッズは、2000年に設立したホームページ制作をメインとした会社です。もともと私は、広告物を制作する有限会社シンクというグラフィックデザイン会社の社員でした。設立のきっかけはシンクで、ある情報誌の制作を受注したことでした。情報誌だけなら他社や代理店でも作れますが、もしホームページも一緒に作ったら他社は簡単には参入できない。そう考えて、ホームページ制作を行うヘッズを新たに立ち上げることになりました。私が、ヘッズの代表取締役になったのは、社員の中で一番上の立場になっていたからです。

森さんがこの業界に入ったきっかけは?

熊本の高校を卒業して福岡にあるグラフィック専門学校に通い、卒業後シンクに入社しました。グラフィックを目指したきっかけはレコードのジャケットに興味を持ったからです。当時は音楽もジャケットも凝ったものが多く、「レコードのジャケットを作る仕事があるんだ!」と感動して憧れました。でも現実は、想像していたものとはまったく違っていましたね(笑)。当時は手作業で文字や写真を切り貼りしながらデザインを作り、それを版下にして印刷会社に渡していました。現在のシンクの社長がデザインの世界での師匠ですから、山ほど怒られながら仕事を学びました。主にパンフレットや冊子、ポスター・カレンダーなどを制作していました。今もやってるんですけどね(笑)。

Web制作を行う有限会社ヘッズも、DTPを行う有限会社シンクも現在、森さんが専務を務めていますが、なぜ会社を1つにしないのですか?

何度も一緒にしようと考えましたが、別々だからできるメリットを取りました。敢えて分けることでそれぞれの専門分野を極めることができ、人材もスペシャリストに育つため、質の高いサービスが提供できます。別の会社とはいえ同じオフィスなので、Webとグラフィックの同時進行が可能です。今は販促物だけでなくWebでも顧客獲得に繋げたいから、ホームページを作る企業や飲食店は多い。発注側にとっても窓口が1つになることで時間やコストの削減にもなります。

ワンストップの強みを活かした企業戦略。

現在の事業内容について教えてください。

主に、法人や教育関係のホームページを制作し、更新や解析などサイト運営全般を手掛けています。ホームページ制作だけでいえば他社と変わりませんが、グラフィックを使っていろいろな媒体へ提案できる強みが特徴です。

電子ブックの制作も行い、お歳暮や引き出物といったカタログをWebで閲覧できるサービスを展開しています。電子ブックサービスの利点は、ユーザーがどこを見ているかを把握できること。プレビュー回数や拡大した場所のデータが集まるので、その情報を企業にバックして企画提案に繋げています。

ARの制作にも取り組まれていますね。

AR技術を利用するために弊社では「COCOAR(ココアル)」というサービスを使っています。このサービスを使ってウエディング業者と提携し、新郎新婦の写真をスマホで読み込むと2人からのメッセージ動画が流れるしくみを作りました。最近では大手お菓子メーカーの販売戦略やイベントなど、企業のPRツールとしてよく利用されています。ARを利用すれば知りたい情報を動画や音声で得られるので、これからもっと普及すると考えています。他にもグラフィック会社のシンクが制作した学校パンフレットの部活紹介にARを提案しました。

デザイン事業から、時代はメディアミックス事業へ。

今のWeb業界をどう捉えますか?

ネットの世界は技術の移り変わるスピードが速い。企業や官公庁が宣伝のためにSNS絡みで仕掛けを作ったり、インスタグラマーを起用して注目を集めたり、2、3年前までは考えられなかったことが起きている。まさにネット業界の過渡期です。紙媒体もどんどん減っていて広告業界も大変な時期。だからこそメディアミックスが求められています。

最後に、社員の方々にアドバイスを。

Webもグラフィックもこの先どうなるか分からない業界。だからこそ、社員たちには1つの仕事に打ち込むのではなく、広い視野を持ってもらいたい。例えば、今では身近になったSNSを逆に利用する、そういう考え方を持てるように。使う方にどっぷりと浸かるのでなく、一歩引いて「こんな風に情報交換をしているんだ」と世の中の流れを感じ取って新たなアイデアに結びつける。社員たちにもフットワークの軽さを期待しています。

取材日:2018年5月9日 ライター:井 みどり

有限会社ヘッズ

  • 代表者名:代表取締役社長 森 哲也
  • 設立年月:2000年5月
  • 事業内容:
    【Web事業】
    ホームページの企画・制作・管理・更新・メンテナンス、スマートフォン対応ホームページ制作、SEO(検索エンジン最適化)、アクセス解析によるホームページ診断、ドメイン取得・レンタルサーバー契約代行、電子ブック制作(Actibook)、AR制作(COCOAR)、上記に関するコンサルタント
    【アロマセラピー事業】
    アロマサロン「美・KARON(ミ・カロン)」
  • TEL:092-526-8080
  • 所在地:福岡県福岡市中央区白金1-6-14 ニチエイ白金ビル3F
  • URL:https://www.heads-net.com/
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