WEB・モバイル2021.12.06

クリエイティブ業界の就活情報最前線!「CM Pro.」とは

東京
CM Pro.編集長
Takanashi
小鳥遊

CM Pro. | 広告制作・映像制作会社 就活・就職情報サイト https://cmpro.tokyo/

 

 

広告制作会社を志す就活生に向けた、注目の情報サイト「CM Pro.」

立ち上げメンバーの小鳥遊さんは、なんと2022年卒業予定の元就活生

 

就活の貴重な経験談と、「CM Pro.」を立ち上げた想いをお伺いしました。

 

コロナ禍まっただ中の就活。振り返ってみていかがですか?

22卒はコロナでアルバイトや外出ができなくなり、「暇だから就活を始めた」というのはあるあるだったなと思います(笑)。

3年生の夏のインターンはES(エントリーシート)だけで判断される時期なのでとても苦戦しました。
そんな時に誰かに相談したかったのですが、コロナで同期にも就活を経験した先輩にもなかなか会えず、とても悩みました。

その時に3社ほどエージェント会社に登録しました。エージェントの方にサポートしてもらい、自己分析をしっかりとやってみました。
その自己分析僕の就活の根幹となりました。

 

自己分析はどんなことをされたのですか?

分厚い本があって、モチベーショングラフがあって…一体なにから手をつければいいのか正直わかりませんでした。

その中でまずは『ビジョン:社会にどのような影響を与えたいか』『ミッション:実現するために必要なスキル』『バリュー:企業に求める価値観』という3つの軸を決めようと思いました。
これを決める過程で、なぜそもそも現在通っている美術系大学に行ったのかを振り返りました。
通っていた高校は美大への進学実績が少なく、周囲からとても反対されました。

そんな時にとある企業のポスターを原宿駅で見て、そのメッセージに強烈に背中を押されたことを思い出しました。

今の日本は『若者は夢がなくて、高齢者は生きがいがない』という悲しいことを耳にしますが、だからこそ自分たちがつくったクリエイティブを通して人の背中を押していくことを仕事にしたいと思いました。

これが就活のビジョンとなりました。

そしてそのビジョンを実現するためのミッション、バリューを決めたことで、自分の過去現在未来が一本につながった状態になり、そこからESが本当によく通過するようになりました。
これを作るのに2か月くらいかかりましたね(笑)。

 

 

2か月間、しっかりと自己分析を行ったからこそ就活の軸ができたんですね。

はい。そしてこの3つをポートフォリオに入れて面接の際は盛大に夢を語るということが、選考を突破できたひとつの理由かなと思っています。
面接官の方って、百戦錬磨の方だからこそ、現実を知っていてこんな青い夢を言えないんだと気づいたからです。

人間って自分にないものが欲しくなるではないですか。
最初は鼻で笑われるのですが、真顔で言っていると「こいつマジで言っているんだな」と思っていただける。

僕はこの3つだけは絶対譲らないという気持ちで、ひたすら語りつくすということをやっていましたね。

 

ポートフォリオ冒頭にあるビジョン・ミッション・バリュー

 

就活で一番印象に残っていることは何ですか?

とある面接での出来事が印象的でした。興味があった会社の情報をスプレッドシートにまとめていたのですが、何事もやりつくすことが大事だと思って、役員のプロフィールや顔写真まで収集していました。

面接に進んでいた会社で、とても活躍されているプロデューサーの方なのにどんなに探しても顔写真が出てこない方がいたのですが、面接に入ったときに、知らないおじさんが一人いて「あ、この人だ!」と初めてお顔を見ることができてとても感動してしまいました。
面接の最後に「写真があまり掲載されていないので、すごくうれしかったです」と伝えたら、お相手も喜んでくださったんです。

ただ、興味のある会社の情報を調べるのにとても苦労したこともあって、改めてなかなか情報を集められない業界だなと課題にも感じました。

 

この課題が「CM Pro.」の原点になるんですね。

そうです。最初に内定をもらったのが3月だったんですが、2月の時点ではクリエイティブ業界に特化した就活情報サイトを作りたいと思っていました。
どんなサイトがいいのかな、といろいろ考えながら就活をしていましたし、就活が終わったらこのサイトを作りたい!というのがモチベーションになっていたのかもしれません。

情報を集めるのは大変でしたが、特に「コマーシャル・フォト」や「ブレーン」などの情報誌にはCMや映像を制作した会社がどこなのかがたくさん載っているので、就活生にはぜひ見ていただきたいです。

 

確かに可能性を広げるためには、いろいろな情報を集めることが大事ですね!

はい。軽くネット検索をするだけでは出てこないのですが、細かく見ていくと沢山の情報を得ることができます。
しかし、情報を集めにくいからこそ入社後のギャップを感じやすい業界なのかな、と思いました。

先輩方に話を伺うと、しんどい思いや入社前に思い描いていた会社と違うなと感じることが多いそうです。
でも就活中に気が付けるギャップってあると思います。もっと夢や希望をもって生き生きと働ける場所は、例えば『大手ではなく、こういった会社の方が自分にはあってるかも』といったように見つけられるのではと思うんです。

僕も大手2社だけを最初は見ていましたが、スプレッドシートで管理するなかで、『福利厚生ならこの会社が一番だ』『ミュージックビデオならこの会社が得意だ』と判断ができるようになりました。
同じジャンルでも会社によってやっていることも忙しさも違うので、もっと会社自体の情報を理解すべきなんだなと強く感じました。
それを繰り返していけば、ギャップを感じる就活生もいないのだろうなと思っています。

 

情報の大切さを語る小鳥遊さん

 

今後、「CM Pro.」で取り組みたいことを教えてください。

来年の3月に大学卒業をしてしまうので、3月までに完成形にもっていきたいです。
もっと多くの方に知っていただき、24・25年卒へと引き継ぐにあたり、「CM Pro.」のおかげで就活ができたよねって言ってもらえるようになりたいと思っています。

また立ち上げたとき、「CM Pro.」と横展開で、テレビ会社版など幅広いクリエイティブ業界に関する就活情報サイトを作りたいなと考えていました。それもいつか実現したいです。

 

最後に、就活生へメッセージをお願いいたします!

限られた時間の中で、初対面で会う年上の方と話して、自分の良さや魅力をわかってもらい、仲間にしたいと思ってもらえることはすごくレベルが高いことだと思います。

そのためには、まずは相手の立場になって考えてみることが一番大事だと思います。

僕もポートフォリオを最初から最後まで全部話したい気持ちはあるのですが、その中で『一番この会社に伝えたいこと』はなんだろうと考えて、ES作成や面接に臨んでいました。

また相手に想いを伝えることについては誰かに見てもらうこともすごく重要です。

初めての人に話してちゃんと伝わるのかどうかは自分ではなかなか気づけないこと。

エージェントでも友達でも先輩でもキャリアセンターの方でもいいと思うので、客観的な意見をもらってください。
僕も就活を通して、人を頼ることで新しい気づきを得られるのだと知りました。

 

貴重なお話をありがとうございました!
就活は一人で動くことも多く、自分の可能性になかなか気がつけないことがあります。
ぜひ、小鳥遊さんのように、情報サイトやエージェントサービスなどを利用して、
自分の可能性を発見していくと、よりよい就職活動に繋がるかもしれませんね。

 

フェローズでも、クリエイティブ業界を目指す新卒学生の就活支援を行っています。

「私のES見てほしい!」「進路に悩んでいる…」「どこの会社を受ければ良いかわからない!」など、
エージェントへお気軽にご相談ください♪

プロフィール
CM Pro.編集長
小鳥遊
CM Pro. | 広告制作・映像制作会社 就活・就職情報サイト https://cmpro.tokyo/
小鳥遊さんTwitter @cmprotokyo

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