職種その他2019.06.20

沖縄は野菜が美味しい。でも夏は・・・

沖縄県
ライター
Jun Nakahama
仲濱淳

島野菜、という言葉を聞いたことがあるだろうか。一般的には、沖縄で昔から食べられてきた沖縄産の野菜のことで、ゴーヤなんかがその代表例だ。最近、この島野菜オシの、特に観光客向けの店が増えてきている。そんなお店を職業がら取材する機会が多く、お店の人から必ずといっていいほど聞くのが「沖縄の野菜は味が濃い!」ということだ。 実際、濃いと思う。そして色味も濃い。栄養価も相当高いらしい。何より嬉しいのが、地場のものなので、安い。味が濃くて見た目が華やかで栄養価が高くて、安い。なんて素敵な島野菜たちよ。 島野菜のピークは冬から春。その時期ファーマーズには色とりどりの野菜がたくさん並んでいて、あれこれと買ってしまう。しかし、そんな幸せな季節は長くは続かない。なぜなら、すぐに夏が来るから。 高温多湿な気候は野菜が育つのにあまり適さないらしく、いきなり店頭から姿を消す。その代わり台頭するのは、オクラとウリ系の野菜ばかり。きゅうりやナスだけではなく、冬瓜、モウイ(赤瓜)、ナーベラー(ヘチマ)などなど。別に嫌いではない、嫌いではないんだけど。 もっとサクッと食べられるものないかな!暑いからさ、火を使わなきゃいけない野菜がめんどくさいんだよ!オクラときゅうりばかりじゃ飽きるんだよ! ・・・こんな嘆きが、あと2、3ヶ月は続く。

プロフィール
ライター
仲濱淳
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、3年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中

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