職種その他2021.01.24

いつかの旅

沖縄
ライター
Jun Nakahama
仲濱淳

気軽に旅行できなくなって、もう1年ぐらいになる。娘がようやく一人前にいろいろなものを食べたり、長時間歩いても文句を言わなかったりする年齢になり、あっちこっちに旅行に行けるようになったのに・・・。去年のお正月ごろは、「来年の春や夏休みには、海外にでも行ってみたいね~」とか話していたことが、嘘のようだ。 沖縄の竹富島に行ったのは、確か2年前。本島よりはるかに高い湿度に辟易しながら、それでも圧倒的な海の美しさだったり、流れるおおらかな空気だったりに、心が和んだものだ。 日々の生活を営んでいると、いくら平和な暮らしであっても、微量なストレスが澱のようにたまり、時にそれをどこかへ一気に流したくなる。スポーツしたり、飲みに行ったりすることでも澱を洗い流せる人もいると思うが、私の場合、どうやら日常的なストレス解消がへたくそなようだ。そんな私にとって、最も有効なストレス解消法は、長時間一人になること。それには遠方への渡航がうってつけだ。主婦的には頻繁に出来ないが、それでもライターという仕事柄、泊りがけの遠出をする機会が、ちょっと前まではあった。 それが叶わぬ今。写真を眺めたり、本を読んだりして、なんとか気分だけでもトリップさせている。でもやっぱり、旅行のリフレッシュ度合の比にならない。あああ、早くどこかに、一人で行きたいな。

プロフィール
ライター
仲濱淳
雑誌・WEBマガジン編集職を経て、3年前よりフリーランスライターとして沖縄県で活動中。アラフォーだけどいつまでも厨二病が抜けないのが悩み。

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