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フリーマガジン発行会社から独立 編集・制作やイベントの企画・運営に特化した取り組みを進める

金沢
株式会社rallybooks 取締役 ディレクター 方山 純氏 、エディター・プランナー 数馬 瞳氏
石川、富山両県で配布されるフリーマガジン『Favo(ファーボ)』の発行や、ウェブを主体としたマーケティング・コンサルティングなどを展開するFavo Group(ファーボグループ)がグループ内企業として、株式会社rallybooks(ラリーブックス)を2016年10月に立ち上げました。雑誌の編集・制作やイベントの企画・運営、特に自治体や企業、団体のプロモーションやイベントなどを地域に密着して手掛けていくという同社の事業展開について、取締役・ディレクターの方山純(かたやま じゅん)さんとエディター・プランナーの数馬瞳(かずま ひとみ)さんにお話を伺いました。


個々の専門性を高めるため、グループ内で部門独立、新会社を設立

Favo Group創業のきっかけを教えてください。

方山さん:Favo Groupが創業したのは2003年。すでに石川県内でいくつものフリーペーパーが発行されていましたが、チラシを寄せ集めたような媒体ではなく、人の心を動かす「フリーマガジン」を作りたいと考えて、グループの代表を務める中谷 毅(なかたに たけき)らが中心となって、石川県小松市で会社を立ち上げ、月刊『Favo』南加賀版を創刊したのが、グループのスタートです。その後、金沢や富山でも『Favo』を展開し、Webの販売促進サービスやマーケティングなどの事業にも取り組むようになりました。

その中で今回、新たに株式会社rallybooksを設立したのはなぜですか?

方山さん:創業以来、雑誌の制作やデザインはおおむね内製化していました。しかし、様々な事業を展開する中で専門性をより高める目的から、各部門を独立させ、グループ内の企業として成長させていく方針を打ち出し、新会社設立となっていったのです。

グループ内には、複数の関連会社がありますね。

方山さん:もともとフリーマガジンを制作していたのは、グループ内の有限会社ストアインクでした。その中で2014年に、主として制作を行う企業として株式会社Hikidash(ひきだし)を設立しました。雑誌やパンフレット、ウェブデザインのほか、ブランディングやCI(コーポレート・アイデンティティ)など多方面にわたってデザインの力を発揮する企業です。ウェブに特化したグループ企業として、Favo.com (ファーボドットコム) 株式会社もあります。ウェブを主体としたマーケティング・コンサルティングを行う会社で、ウェブ制作やスマホを使った検索サービスの運営などを行っています。

『Favo』の編集はじめ、これまで培ってきた編集・デザインの仕事を中心に、地元に根ざした幅広い事業を展開

株式会社rallybooks が取り組む事業内容を教えてください。

方山さん:企画・提案からワンストップで制作・提供できる編集・制作(デザイン)プロダクションです。『Favo』の編集をはじめ、これまで培ってきた編集・デザインの仕事を中心に、クライアントから相談があれば、紙媒体以外にも幅広い事業に取り組んでいきます。

新たに発刊された雑誌の編集にも関わっていらっしゃると伺いましたが。

方山さん:石川、福井、富山、新潟、長野の北信越5県の出版社が共同で発行する北信越エリアの情報誌『Rural(ルーラル)』の発刊に当たり、編集に携わりました。『Rural』はフリーマガジンではなく、あくまでも有料の雑誌として販売されます。もともと弊社を含むグループは、フリーペーパーの制作・発行から事業が始まっており、その中心である編集や制作といった業務を担ってきたことは、雑誌の編集に当たっても強みだと思っています。

数馬さんは、エディターとプランナーの肩書をお持ちですがこれからは、どんな風に活躍していきたいとお考えでしょうか?

数馬さん:本を出版したいとか、スケールの大きなデザインをしたいとかではなく、自分のまちを好きになるきっかけとなるものを作っていきたいと思っています。弊社では、「エディットマイホーム」というキャッチコピーを作って、まちをデザインしていくことを提案しています。そのまちで暮らす人が、そのまちで休日を過ごしたいと思うまちにしたい。地元企業の商品パッケージを作ったり、紙媒体だけではなく、いろいろなものを編集していく集団になれたらいいと思っています。

小松市で、屋台やワークショップ、ファーマーズマーケットなどが集まるイベントを企画・運営されていますが、これについて、お話いただけますか?

数馬さん:「僕らのまちをよりおもしろく、よりたのしく!」をモットーに企画した「ほほほのホリデー」と名付けたイベントを、地域の「いいもの」「いい店」「いい場所」を実感できる休日を演出したいと考えて、2016年5月に小松市ふれあい健康広場で第1回を開催しました。第1回は、まだ、rallybooks創業前でしたので、主催はグループ内のストアインクで、主体になったのは方山と私でした。初回は、どれだけの人が集まってくれるだろうかと心配していたのですが、会場には1,500人が詰めかけてくれました。信じられないほどの人で、午前中に出品物が全部なくなるといううれしいハプニングもありました。

多くの方が来場され、その後も継続的に開催されているそうですね。

数馬さん:第2回は7月に小松市の西俣自然教室で、第3回は10月に木場潟公園中央園地で開催しました。7月はどしゃ降りの中、1,200人もの人が集まりびっくりしました。10月は数えるのを諦めたほどですが、3,000人ほど集まったようです。

人が集まる「本屋さん」のようなスペースを作りたい

今後はどのような展開を考えていますか。

方山さん:経営コンサルタントとまではいかないまでも、企業や地域に寄り添って、課題を解決していくビジネスを目指しています。現在、那谷寺や周辺のまちづくりのプロモーションに関わっています。今後も、イベントに取り組みたいですし、人が集まるスペースが必要だと思うので、例えば、「本屋さん」に事務所を構えられるといいなと思っています。

人が集まる場としての「本屋さん」を開きたいということですね。

数馬さん: 社名の「rallybooks」には、そんな思いも込められています。大きな書店は減っていますが、金沢市内でも最近は、小さな「本屋さん」が増えています。小さな「本屋さん」は本を売っているだけではなく、いろいろな企画やイベントを行っているんですよ。

御社の強みと事業への思いを聞かせてください。

グループ会社でメディアを持っているということ、それ自体が強みであり、ほかにはないプロダクションだと思っています。地元にしかないコアな情報や魅力の発信などは他社に負けない部分はあると確信していますので、自分たちにしかできない情報の発信を目指していきます。

取材日: 2016年12月20日 ライター: 加茂谷 慎治

 

株式会社rallybooks

  • 代表者名:代表取締役 中谷 毅
  • 設立年月:2016年10月
  • 事業内容:雑誌等出版物の編集・企画、広告宣伝物全般の企画・制作、HPの企画・制作
  • 所在地:石川県金沢市西泉1丁目66番地1 スプリングポイントビル3F
  • URL: http://rallybooks.jp/
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