職種その他2020.04.26

内校チェックと文章の癖

北海道
ライター・エディター
かーちゃんライターのつぶやきアレコレ
小山佐知子

自分の文章を自分でチェックするのって難しいですよね。

仕事で記事を書いた後は、当然、誤字脱字や言葉の使い方、漢字・平仮名の使い分けなどをチェックしてから納品するのですが、意外とこれがなかなか難しい。

明らかな誤字脱字はともかく、

・明らかな間違いとはいえないが、直した方が分かりやすい
・一般的に使われてはいるが、実は文法として間違っている

これらを、自分が書いた文章の中からチェックして直すのはとても大変。
だって、それが正しいと思って使っているから。

私がいまだによくやってしまう誤用例はこちら。

・「~たり」の使い方
「~たり」は、基本的に「走ったり歩いたり・・・」と繰り返して使う

・冗長な表現
「購入することができます」→「購入できます」
「確認するようにしましょう」→「確認しましょう」

・重複表現
「一番最初」→「最初」
「古来より」→「古来」
「約10万円程」→「約10万円」

・「~ですが」の使い方
逆説の文章が続かないのに前置きとして使ってしまう

文章に関わる仕事に就いて15年。まだまだ未熟者で恥ずかしいです。
「一番最初」って明らかに重複表現なんですが、日常では普通に使っている方も多いのでは。(私だけ??)
「冗長表現」は話し言葉では出ないのに、文章となると出てしまうのはなんでだろう・・・?

「~たり」の語法や重複表現は、wordの「スペルチェックと文章校正」でもある程度はチェックしてくれます。
冗長表現はこちらの無料校正ツールでチェックが可能です→https://www.kiji-check.com/

私はその後、「wordの読み上げ機能」を使って一人読み合わせもしています。
さらに、媒体によっては紙に出力してチェックすることも。
誤字脱字はこれでかなり撲滅することができるかな。

正しい日本語の使い方や分かりやすい表現を身に付けていくには……たくさんの良質な文章を読むのはもちろん、優秀な編集者や校正担当者と一緒に仕事をすることでしょうか。
もちろん、「記者ハンドブック」も引きまくりです。

プロフィール
ライター・エディター
小山佐知子
北海道で生まれ育って30ウン年。北海道以外の土地で暮らしたことのない、生粋の道産子です。海と山に挟まれた人口5000人の極田舎出身で時代の流れについていくのにやっとです。

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