クリエイターズステーション クリエイターのクリエイティブライフをサポートする情報サイト クリエイターのHOTステーション
HOME > あの人に会いたい このサイトについて | サイトマップ | 個人情報保護方針 | お問合せ
HOME
クリエイティブ・ジョブ情報
クリエイティブ業界ニュース
特集 クリエイティブ好奇心
Interview Series 1 あの人に会いたい!
Interview Series 2 戦場よりIを込めて
風雲会社伝
コラム・ザ・ちゃんこ
クリエイティブ・ロースクール
クリステ掲示板 宣伝します板
ご意見・ご要望投稿
1クリ

Interview Series 1 あの人に会いたい
平澤太さん

平澤太さん――――空間デザイナー/株式会社デザインカフェ代表取締役

本コーナー初の、空間デザイナーの登場です。商空間のデザインをメインに活躍する平澤太さんに会ってきました。この世界、強く憧れる人も多いのに、どうやって進んでいいか、どんな方が活躍されているのか、あまり情報がないと思いません? たぶん、本当に第一線で活躍されている方の絶対数が少ないから、お話をうかがう機会がなかなかもてないのだ。そんな風に推察するのですが、どうでしょう。
さておき、本物に会えたのですから、いろいろずばずば聞いてみたい。そんな期待に胸躍らせたインタビューでした。

いきなりですが、昨今の業界動向を教えてください。

かなり、混沌としています。全体論として言えるのは、それくらいですかね。僕の身についての現象を言えば、この1〜2年、Webからのダイレクトな依頼が増えています。

クライアントさんが、直に、ネットを通じて打診してくる?

そうです。クライアントはスポンサーさんの場合もありますが、プロダクションや代理店からのオファーもあります。特に最近は、クロスメディア系のプロダクションさんがプロジェクトのチームに参加してほしいと依頼してくる案件が目立ちますね。

クライアントさん直というのは?

いわゆる中小企業さんですね。店舗設計の相談に乗ってほしいという案件です。ただ、最近は、景気の影響か、徐々に減ってきています。その分、プロダクションさんからの依頼が増えているという感じです。BtoCからBtoBに移行するような、流れ。大げさに言えば、そんな現象が見えています。

平澤さんの得意ジャンルは?

好きな分野としてはチェーンストアですね。チェーンのありようを0から開発するプロジェクトが好きです。マーケティングプランがあって、それを店舗や空間のデザインとして落とし込む作業はかなり得意だと自負しています。

チェーンストアの設計、デザインとは、つまりフォーマットの開発ですかね。

今まではそういう理解で間違っていなかったんですが、最近は、そういうフォーマット化やマニュアル化に逆らってみたいという依頼主が増えています。基本のデザインは決めるが、具体的な出店にあたっては土地柄や施設の背景を投影してその場所やカスタマーにマッチした店舗をつくることになります。


久米繊維工業本社プレスルーム(上記2枚共に)
創業70周年を迎えた老舗Tシャツメーカーのショールーム兼プレスルーム。
Photo: 茂木喜芳
クライアントの要望は、かなり細かくなっている。

ある意味必然だと思いますよ。e-コマースの出現以来、物販は販売チャンネルが爆発的に増えていますから、わざわざ店に足を運んでもらうにはそれなりの動機を喚起しなければならない。買うだけならインターネットの方が断然手軽で便利なわけですから、店舗は、そこに行かなければ見られない、感じられない「何か」を持っている必要があるんです。

なるほど、e-コマースの時代、店舗の役割も変りつつあるんですね。

明らかに変りつつありますが、なくなるというわけでもありません。数は減るかもしれませんが、むしろ役割は重くなるかもしれませんね。ネットは便利ですが、よく理解していない商品をクリックするのは勇気がいるじゃないですか。最終的にはネットで買うけど、サイズ確認は店で、実際の品物も店で見たいというニーズもあるでしょうし。

そういう状況やニーズを適確に把握している部分が、平澤さんの強みということになりますね。

チェーンストアさんというのは出店先のほとんどがデパートや大型モールといった商業施設なので、その特性も含めての理解が必要です。僕は長く「環境側」の仕事にたずさわっていたので、そういう点は強みになると思っています。

「環境側」とは?

店舗の集まった施設、エリアの店舗以外の空間です。商業施設にどんな動線をつくるか、店舗と店舗の間の空間をどう設計するかという部分ですね。そこはそこで、専門家が企画、設計しているのです。

なるほど、そうですね。店舗を集める、「入れ物」もちゃんと設計し、デザインされていなければなりませんよね。平澤さんは、そういう分野にも経験があるんですね。

1990年代にこの世界に入った際は、そういう案件ばかり扱う会社で修行していました。業界では有名な「池袋西武全館リニューアル」にも参加していたんですよ。「デパ地下」のフォーマットをつくったと言われる仕事は、僕の参加していたチームの業績です。僕は下っ端だったけど(笑)。

JAPANTEX 2009 TOSO ブース
日本最大級のインテリアトレンドショーである JAPANTEX(2009.11/11〜13)に出展したTOSOの展示ブース。ウインドトリートメントメーカーとしての総合力がテーマ。ロールスクリーン等の新製品の紹介を中心に圧倒的な商品量を誇るカーテンレールを展示しつつ、その「動きのある商品」に対して静かに訴求する環境として「STATIC」というブースデザインコンセプトを打ち出し、外観はシンプルな設え感を、内部は商品の持つしなやかさをダイナミズムを感じられる展示構成 でブースデザインを行った。
Design & CG: 平澤太デザイン計画機構+河口学




Copyright (C) 2005, Fellows inc. All rights reserved. 運営:株式会社フェローズ