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Interview Series 1 あの人に会いたい


デハラユキノリさん――フィギュアイラストレーター

   
ポスター仮 フライヤー スペシャル

ファンが多い。同時に「ああやれるのは羨ましい」という同業者、制作者が多いと思う。職種としてはイラストレーター。おもに立体作品で活躍しているデハラユキノリさんに会ってきました。肩書きは?ということでフィギュアイラストレーターということになっているんだけど、まあ、それはなんだっていいという感じですね。あの、自分で作っている作品世界がすべてです。明らかに、自分が面白いと感じたことだけをやっている。面白いと思った着想を、壁にペンキを投げつけるようにフィギュアにしちゃってる。好きな人は、はまる。そうでない人は、たぶん大嫌い、理解不能。面白がって作っている人がいて、面白がって作られた作品を面白がれる人との間に、ご意見無用のポップワールドが生まれている。インタビューを通して、デハラという異空間と、楽しい時間を過ごしてきました。


――お久しぶりです。4年前にお会いしてますね。ではまず、メンペ(東京メンズペインター協会)という活動について説明してください。

はい。そうですね、4年前にお会いしたときは、ちょうどフィギュア作家として認知され始めたころでした。「ああ、これでお金が稼げるなんていいな」と思ってた時期でした。だけどその後仕事がいろいろ入ってくるようになって、順調といえば順調でいいんだけど、なんか毎日同じことばかりしてるなと思うようになった。絵を描くってことは楽しいはずなのに、仕事としての義務感が強くなってきて、なんかつまんなくなってきたんです。そんなとき、イラストレーターの金子ナンペイさんに出会って、意気投合して作ったのがメンペです。金子さんが会長で、僕が副会長。

――会長と副会長しかいないんでしょ?

正確には4人なんですが、実質的に2人ですね。4人に増えたときに、連絡やらなにやらが一気に煩雑になった。それで、「これ以上会員を募るのはやめよう」と決まりました。

――メンペの主旨は?目標は?

一応「打倒 TIS(Tokyo Illustrators Society)!!」ということになってます。

――打倒のための具体的な戦術、戦略は?

う〜ん、今はまだないです。

――なんでTISを打倒しなきゃならないの?

それはほら、名前の売れたおじさんたちが銀座でワイン飲んでるのが許せないでしょ。

――よくわかんないなあ。まあ、いいや。路上パフォーマンスなんかもやってますね。

ああ、メンペ路上ライブですね。NHKセンター前石畳広場で定期的にやってます。「メンペっ子」と呼ばれる固定ファンもついてるんですよ。

――で、その路上パフォーマンスには、なにか目的があるんですか。

目的を求められるとつらいのがメンペですが、強いて挙げると、ある人に、「路上で1,000人集められるようになったらテレビの取材がくるよ」とそそのかされて、本気になりました。それまでも、展覧会でメン劇(メンペ劇)をやって好評だったというのもありますが。

――テレビに取材されたい?

有名になりたい。

――作品がそれなりに有名になってるじゃない。

いや、本人も目立ちたいですね。そういう部分で金子さんと意気投合してます。

――結局、金子さんと遊んでるだけじゃない?

あっ、鋭いですね。実はそうなんです。最初は「イラストレーターの地位向上のために」とか「TISは腐敗している」とか口走ってたんだけど、取材の人はすぐ見抜いちゃうんですね(笑)。そういうことが続いたんで、最近「ふたりで楽しくやってるだけでいいよね」ということになりました。そうです。僕は金子さんと遊んでいるだけで楽しいんです。




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