WEB・モバイル2015.02.18

これからは「人のため」の人生 何かを必死になってやり遂げる楽しさを 共有したい

大阪
株式会社バーブワイヤー 代表取締役 志智綾氏
「目指すはWEBマーケティング日本一」 と言うスローガンを掲げて大阪・吹田でWEB制作およびWEBマーケティング事業を展開する株式会社バーブワイヤー。小柄なカラダながらパワフルな行動力で、日夜奔走する志智綾代表取締役。経営者としての試行錯誤や今後のビジョンについて熱く語っていただきました。

人材派遣会社を設立後、飲食店経営の失敗から スキューバダイビングインストラクターと WEB制作業務をスタート

バーブワイヤーを立ち上げられたのは?

大学卒業後、航空会社に就職して営業の仕事を数年やっていました。 「社長になりたい」という野心から、会社を退職してバーブワイヤーを設立したのですが、業務内容は今と違いました。人材派遣業からスタートして、レストランバーやお好み焼き屋などの飲食店の経営もやったんですよ。でも、よくある話ですが身内での飲み食いで、経営困難になり、1年半で店をたたむ事に…かなりの借金を抱えました。

そんな時、スキューバダイビングのインストラクターの資格を持っていた縁で、ダイビングショップの社長がショップのレクチャールームを間借りさせてくれたんです。そこで人材派遣の仕事をやりながらダイビングショップのスタッフとしてインストラクターの仕事なんかを必死でやり、借金を返済しました。 でも、この頃のことはあまり記憶がないんですよ(笑)。

そこから、WEB制作会社を目指されたのですか?

ダイビングショップの集客に効率のいい方法はないかと考えていたとき、お客様から「ホームページを作ったら?」と言われたんです。それでショップのホームページを作って、アンケートに答えてくれた人に抽選で体験ダイビングをプレゼントするキャンペーンを実施したら、応募が次々とあって集客につながったんですね。今思えば、ロジックもわからず、SEO対策もない時代だったので“たまたま"だったんですけど。それがWEB制作のスタートになりました。 もともと、パソコン使ってIT関連の仕事をしたいと思っていたのもあって、自分になにができるか模索はしていたんです。

WEB制作は独学で勉強されて?

そうです。でも、機械モノには疎くて…。 最初に導入したパソコンでWEB制作をしていた頃、足元にある箱が邪魔で、 「この箱捨てたらアカンの」って聞いたら、「それがパソコンです」って言われて。 CRTディスプレイの時代やったけどその知識もないくらい(苦笑)。 その後、自作パソコンが趣味と言うダイビングのお客様に、「パソコンはプラモデル作るより簡単にできますよ」って言われて、日本橋でパーツを購入して1年に5台くらい自作しましたけど(笑)。

とりあえず、なんでも自分でやってみようと言う精神ですか?

自分が目指したいことは18才くらいの頃から、明確に見えていました。だから自分で考えて、行動してきたので、他の人もそうやと思っていたんです。でも、経営者になって従業員を抱えてみて初めて「他の人は違うんや!」って(苦笑)。 仕事は私が営業すれば取れましたし、実務もできるので、会社としては一応回っていたんですね。でも、なんか違う。これは会社ごっこや。スタッフにとってはぬるま湯の世界だと。 その社風は私が作ってしまったのですが。

社長の行動力と人望で成り立っていた会社経営から方向転換

それで経営について考えるように?

これではアカンとまずは目指す経営者を探しました。丁度その頃、日航の経営破たんがあり、京セラの会長の稲森さんが日航の再生に立ち上がられた。正直、ご年齢から考えてムリやと思ったんです。でも「無償でやります」って言われたのを聞いて、地面に頭が突き刺さるぐらいの衝撃をうけました。 それから盛和塾(編集部注:稲盛氏が塾長をつとめる経営塾)に入って経営の勉強を始めました。3か月でおぼれそうになったんですけど(笑)。いきなり稲盛さんになれるわけないですから。

それまで、会社は社長ひとりの手腕で成り立っていたわけですね。

「志智さんはキャラ売りやから」ってよく言われるんですけど、私自身はそう思っていないんですよね。でも、実際には自分で仕事を取ってきて、制作もして、全部自分でやっていたんです。まずは、そこから脱却しないと会社が成長しない。社員の手足と頭も貸して欲しいと。じゃあ、自ら考える人を探すしかない。やりたいことがあって、それをやる意味があると言う人を探したい。 なかなかいないんですけど、あきらめると次のステップに進めないので必死に探しました。 昨年くらいから目指す人材がそろってきましたね。

若い働き手は国力。 その力を活かせる就職支援と人材育成を目指して。

経営者として今後のビジョンは?

本活HONKATSU|本気の企業と学生を結ぶ就職活動支援サイト

本活HONKATSU|本気の企業と学生を結ぶ就職活動支援サイト

<本気の就職活動支援>と<ITの技術者の育成>に力を入れていこうと考えています。

アベノミクスで人材は売り手市場と言われているけれど、それはまだまだ一部の人だけ。 そこで『本活(honkatsu.com)』と言う就職活動支援サイトを立ち上げました。『本活』は「本気の就職活動」の略で、ひとりひとりに合った企業をきちんと見つけようというコンセプトのマッチングサイトです。 「本気の学生」と「熱い会社」を結びつける就活を応援します。

もうひとつは、IT技術者の育成。 日本ではIT技術者の地位が低いんです。例えば、ビルを建てるときには、一級建築士と言う国家試験を持った責任者がいないといけませんよね。でも、IT業界にはそれがない。だから、システム開発の案件にはトラブルが多い。WEB制作も実際トラブルが多いんですよ。

IT技術者の水準を上げるということでしょうか?

そうですね。まず、IT技術者ラボを作って、マジメにやりたい子を育てたい。今は、技術があっても、就職先が見つからなかったり、社風が合わずに辞めてしまう子が多いんです。「それはアナタのせいではない」と言いたい。「アナタの技術が活かせる会社はきっとあるはずです」と。 人材とIT、バーブワイヤーがその見本となって、シリコン江坂バレーを作りたいです。(笑)

これからは人のために生きる人生 人に役立つプロジェクトに心がときめく

社長の意欲を感じますね。

私の人生の前半は完全にわが事だけでしたが、40才を過ぎてから私の人生はひとのため、と思うようになりました。タワーマンションやフェラーリと言う言葉にときめきを感じた時期もあったのですが、今はまったく感じない、それを得ても何も満足できないってわかったんです。

なるほど。

自分が好きなことをやってきたので、これまでも苦労だとは思ってないですが、安全な道を進むより、イバラの道を行く方がなぜか楽しい(笑)。楽しいことっていろいろあると思いますが、何かを必死になってやり遂げる楽しさってありますよね。その楽しさを知らすに生きてる人が世の中にはけっこういるんですよ。残念やと思います。私やったらその人生もっと楽しく生きられるのにって。 だから、ひとりでも多くの人とその楽しさを共有したいという想いがあります。

最後にどんな人材を求めていますか?

これもダイビングのインストラクターで経験したことですが、人は本気でやりたいって決めたら、ほんとに変わるんですよね。 本気でやる気のある人を求めています。

取材日:2015年1月30日

株式会社バーブワイヤー

comp1503osaka01
  • 代表:志智 綾
  • 設立:1996年11月26日
  • 事業内容:・ホームページ構築及び集客、インターネットメディアに開発及びコンサルティング
  • 所在地:〒564-0053大阪府吹田市江の木町1-8 田中ビル302
  • TEL:06-6337-8620
  • URL:http://barbwire.co.jp/
  • お問い合わせ:上記ホームページより
 
続きを読む

インタビューをもっと見る

TOP