WEB・モバイル2022.04.20

ホームページ制作、Webシステム構築、次世代型デジタルサイネージを3本柱に、柔軟な発想と行動力で、顧客のニーズに応えていく

福岡
株式会社ビッグバンコーポレーション 代表取締役
Shinichi Fujisaki
藤崎 進一

バイク雑誌の編集長から、デジタルの最前線へ…。バイクを通じて得た人との繋がりを大切にしながら情報化時代の到来と共にインターネットビジネスにいち早く取り組み、現在ではオリジナルCMS型ホームページ制作、Webシステム構築、次世代型デジタルサイネージという新しい分野で実績を重ねている株式会社ビッグバンコーポレーションの代表取締役:藤崎進一(ふじさき しんいち)さん。バイクの新車・中古車ポータルサイト「バイク Me!」を皮切りに、柔軟な発想と行動力で、新しい可能性に挑み続けています。これまでの経験から何を得てきたのか。海が見えるシェアオフィス「SALT(ソルト)」にてお話を伺いました。

カーデザイナー志望からバイク雑誌の編集長へ。

藤崎さんはカーデザイン専門学校のインダストリアルデザイン専攻からバイク雑誌の編集長、更には編集局長までを歴任されていますが…

元々はカーデザイナーになりたくて、高校時代から美術大学を受験する美術研究所にも通っていました。ただ、当時は二輪/四輪デザインを専門的に学べる大学などは無く、京都にあるカーデザイン/レースマシン製造が学べる専門学校へと進みました。ところが卒業する時になって、いわゆる就職氷河期に突入。自動車メーカーのデザインの求人なんて、全くという程無くなってしまい、仕方がないので実家のある福岡に戻ってバイト三昧の日々を過ごしていました。今で言うところのフリーターです(笑)
その日々の中での唯一の楽しみが夜にバイク仲間と走る事。夜の20時から営業、朝8時に閉店するというちょっと変わったバイクショップがあり、そこに入り浸っていました。ある日、そこの社長から「藤崎くん、就職とかってどうするの?」と聞かれ返答に困っていたら、「良かったらバイク雑誌の編集長を知っているから、一度会ってみないか?」と紹介頂いたのが、株式会社ブロスコーポレーション(現:プロトコーポレーション)が発行する雑誌『バイクブロス』との出会いでした。
学生時代に学んでいたのはインダストリアル(工業)デザインだったので、エディトリアルデザインやグラフィックデザインは初めての挑戦でしたね。でも、大好きなバイクの世界の側面でもある事からどっぷりとハマってしまって、結局12年間勤務し、27歳の時に編集長、30歳の時に編集局長まで務めさせて頂きました。

独立の経緯を教えて下さい。

『バイクブロス』が首都圏などにも進出し始め、大手出版社も続々と九州に参入してきました。クルマやバイク雑誌業界は群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の時代に突入していったのです。次第に何処の雑誌社も大手に吸収合併されていくようになり、『バイクブロス』にもその波が押し寄せてきました。更なる事業拡大を図るためにベンチャーキャピタルから融資を受ける事になり、上場を目指す勢いで最終的には社員が110名、売上は12億円近くにまでなっていました。情報が雑誌からインターネットへと変わっていく中、自分としても35歳を迎え、「雑誌でやりたい事は、もうやり尽くしたかな?」と思い、独立を決意したのです。
ただ、独立といっても、「何をしたい」といった具体的な計画などは全くありませんでした。編集長を経験した事で広告や出版業務などはひと通りこなせるようになっていたので、まずはエディター/カメラマンとして編集プロダクション「Office 夢幻」を設立。取材や編集、撮影などをやりつつ、バイク店から依頼された広告やステッカー、Tシャツなどのグッズのデザインなども手掛けていました。

雑誌からデジタルの世界へ。情報革命の波に乗る!

デジタルへ進出するキッカケは?

親しくしていた通信系会社の社長から「iPhoneを1カ月貸しておくから、どうにかしてコレを売ってほしい」と相談された事がキッカケで一気にデジタル方面へと動きました。当時は、いわゆるガラケーが主流の時代だったのでiPhoneを手にした衝撃は今でも忘れられないですね。電話や音楽だけでなく、メールや地図、インターネットなどiPhone一つで何でも出来る事に感動せずにいられませんでした。
それから私自身もソフトバンクの法人免許を取ってすぐにチラシなどを作り、「音楽も聞ける!写真も撮れる!ナビにも使える!バイク乗りこそiPhoneだ!!」と打ち出し、馴染みのバイク店などに購入を持ちかけました。これが功を奏し、福岡エリア内法人契約数で結構な数字を叩き出し、新しい活路が見えてきたんです。

新車/中古車バイクポータルサイト「バイク Me!」に繋がるのですね。

ええ。iPhoneの素晴らしさを知って”これからはモバイルインターネットの時代が必ず来る!”と確信しました。2006年頃から始まりつつあった情報革命の波に乗る為に、会社を立ち上げて本格的に取り組む事にしました。そして考えたのが、新車・中古車バイクポータルサイト「バイク Me!」の開設でした。

新車・中古車バイクポータルサイト「バイク Me!

バイク Me!」は、当時「初音ミク」が流行っていた事もあり、同じような着眼点でバイクの各メーカーに合わせて勝手に擬人化(笑)。画面上で、そのオリジナルキャラクターをキャッチアイコンにする事で多少なりとも他との差別化を図り、更には各バイクショップのホームページと連動した車両データリンクシステムを構築、リアルタイムで物件検索が出来る様にしました。


イメージに合わせて擬人化した国内バイクメーカーのキャラクターたち

法人化に当たって協力して下さった方からこの「バイク Me!」の企画書を見せたところ…「凄い!これは二輪業界の”ビッグバン”だ!!」とおっしゃって頂き、そのまま社名の由来となりました(笑)
バイクの物件車両情報を一つ一つ登録/更新する事は、ただでさえ忙しいバイク販売店の方にとっては非常に重荷です。実は、以前からバイク販売店の為にWebの知識が無くても使えるホームページシステムを独自に開発していたんです。そこでそのシステムを活用したホームページを作成し、バックグラウンドで物件車両情報がリアルタイムで連動、「バイク Me!」に反映される…という仕組みを作り上げる事に成功したんです。

ホームページシステムや次世代型のデジタルサイネージを柱に躍進。

オリジナルCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)も手掛けていらっしゃいますが。

バイク Me!」のようなポータルサイトは既に大手も数多く参入しており、これだけでは実益を得る事が難しくなっていました。やはりバイクの売買取引の多くは大手ポータルサイトがメインです。そこで、逆転の発想で「各店舗のホームページをポータルサイト化する」という事を思いつきました。独立後もインターネットについて学び、ホームページ制作も少しずつ行っていましたが、既存のホームページの構成では顧客のニーズに対応出来ていないと考え、新たに考え出したのが、このオリジナルのCMS「S.A.P(Synchronized.Aggregation.Program)」でした。
今でこそWordPressをはじめとしたCMSは色々ある思いますが、当時はhtmlではなくphpで、尚且つ自分で簡単にメンテナンスができ、ヘッダーやフッター、メタタグキーワード等を自分でコントロール出来るのは多少なりとも画期的でした。様々なホームページシステムツールを使った方からも「藤崎くんの所のCMSが一番使いやすいよ!」と評価して頂いています。また、アクセス解析ツールを積極的に活用して、どれくらいの閲覧数か?/どういったキーワードで検索されているか?などの情報を積極的に開示した事で、Web業種によくある胡散臭さを徹底的に排除して信頼を得る事も出来ました。

最近はデジタルサイネージにも注力されていますね。

「何かもう一つ会社の柱となる事業が欲しい」と考えていた頃に出会ったのがこのデジタルサイネージでした。2015年頃からこの事業に着手しており、欧州メルセデスやランボルギーニ・オランダ、EUナイキなどでも採用されている「Omnitapps」社のデジタルサイネージソフトを軸に、フルオーダーメイドで最高級品質のデジタルサイネージの製作/販売なども行っています。ガラスやミラーのサイネージ、ビルの壁面を利用したサイネージなど顧客の様々なご要望に対応出来る次世代型サイネージを取り扱う事ができ、今後は更に伸びていく事業だと感じています…。

今後もデジタルサイネージをはじめ最新のデジタルハード&ソフトを用いて、当社のモットーである「Next Generation Digidea Company」の下、顧客のあらゆるニーズに対して「1と1を足して、3も5も10をも生み出せる」といったアイデアマンであり続けたいと思っています。

そういえば、オフィスからは海が見えると聞きました。

弊社は福岡市西区の海が見えるシェアオフィス「SALT」に事務所を構えています。実はこのビル、元々は「バイクブロス」の自社ビルなんです。ここがシェアオフィスになると聞いて覗いて見たらリノベーションが素晴らし過ぎてすぐに入居を決めてしまいましたね(笑)海を見ながら仕事が出来る環境で、懐かしい思い出を胸に、気持ち良く仕事が出来ています。この環境の良さに集まってきたクリエイターたちや他業種の方々とも交流ができ、良い刺激になっています。

最後に”クリエイター”に求めるものは何でしょうか。

必要なのは「センス」と「感性」だと考えます。例えば、あるものを見て、その成り立ちや仕組み、効果や他用途などを考える一連の感性は非常に大切ではないでしょうか。センスや感性は今からでも磨く事が出来ます。その為には、単なる通り一遍の勉強などではなく、絵画や映画を観たり、色んな人と会ったり、面白い体験をしたりする事がとても重要だと個人的には思っています。
『人生は一度っきり』生涯で出会える人の数は限られています。仕事を通しては勿論、オフの時間も活用して、色んな人と出会って、色んな経験をして、最期に「あぁ~面白かった!!」と思える人生に是非して下さい。

取材日:2022年3月23日 ライター:野村 真由美

株式会社ビッグバンコーポレーション

  • 代表者名:藤崎 進一
  • 設立年月:2015年10月
  • 資本金:1,000万円
  • 事業内容:次世代型デジタルサイネージ製作 SEO/SEM対策型ホームページ制作 販売管理システムポータルサイト制作 看板/デジタルサイン製作 広告/チラシ/リーフレット制作 マーチャンダイジンググッズ製作 広告/記事/写真撮影 他
  • 所在地:〒819-0168 福岡県福岡市西区今宿駅前1丁目15-18 マリブ今宿シーサイドテラス SALT3F
  • URL:https://www.bigbang-c.jp/
  • お問い合わせ先:092-985-4959

(※記載の社名・商品名等の名称は、各社の商標または登録商標です。)

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP