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家具のネットショップ 「リグナ」 がライフスタイルのデザインを手がける

Vol.115
リグナ株式会社 小澤良介さん
家具のネットショップとして確固たる地位を築いている「リグナ」が、ビジネスを拡大しています。ドラマのインテリア監修や、レストランやオフィスの空間デザイン、さらにはブランディングまで手がけ、雑誌などのメディアでその名を見かけることが多くなってきました。そこで今回は、「リグナ」を運営する小澤良介さんの登場です!これまでどのようにビジネスを展開してきたのか、さらに今後の展望についてなど、“勢いのある”インタビューとなりました!

茅場町にショップをオープン! 見て、触って、確かめる「クロージング」の場に

「リグナ」の家具ショップとしての特徴は?

輸入家具やブランド家具もありますが、国内の技術がある工場で生産しているオリジナル家具も扱っています。量販店のような安さではありませんが、いいもの、時流にあったものを適正な価格で販売しています。2004年にネットショップとして立ち上げ、現在もネットがメインですが、2014年7月に「リグナテラス東京」という大型の複合型店舗を茅場町にオープンしました。今までもショールームはあったのですが、今回はインテリアショップ、グリーンショップ、カフェレストランまでも導入し、前回の3倍以上にあたる約300坪という敷地面積に広げました。

こちらのショップには、どのようなお客さまが来店されるのでしょう?

ネットショップで見た家具を確認しにいらっしゃるお客さまが多いですね。ネットでのファーストインプレッションで「いいな」と思った家具を実際に見て、触って、確かめて、購入するクロージングの場です。でも実は、実店舗なんていらないと思っていた時期もあったんですよ。

そうなんですか!それなのに、こんなに立派なショップをオープンした理由は?

やはりお客さまの声ですね。「実際に見て確かめてから買いたい」という声が圧倒的に多かったんです。ネットショップから始まって、お客さまに進化させてもらっている感じですね。実際に見たいと言っていただけるのは、家具好きとしては嬉しいです。ビジネス的にはネットで完結したほうが楽なんですが(笑)。

個人の顧客から法人のクライアントへ 家具が置かれる空間をデザイン

リグナが手がけた病院の様子

リグナが手がけた病院の様子

立派なショップもそうですが、ネットショップから始まったビジネスが広がっているそうですね。

家具だけでなく、家具が置かれる空間を扱うビジネスが多くなってきました。ホテルやレストラン、病院、オフィスの空間デザインをオーダーされることが増え、そこからネーミングやロゴデザインなどブランディング全般を任されることもあります。テレビドラマのインテリア監修もしているんですよ。

ビジネスが広がっていくキッカケは?

もともとは「リグナ」というネットショップのファンで、個人として家具をオーダーしてくれたお客さまがたまたま経営者だったことからオフィスデザインを手がけ、そのオフィスを見た取引先の人がクチコミで聞いて問い合わせが増え、事例としてネットに掲載するとまた問い合わせが増え…という流れです。

個人のお客さまが「リグナ」の扱う家具にインスピレーションを感じたことがキッカケで、ビジネスが広がっていったんですね。

オフィスやレストランの空間デザインは、経営者の感性で決まります。空間は会社や店のブランディングそのもの。空間が変わればいい社員が集まるし、働き方も変わります。また、取引先やお客さまの見方も変わります。空間デザインが与える影響は、ものすごく大きいですよ。

空間から生じる力は凄まじい オフィスは、ビジネスを産み出す場にふさわしい空間へ!

グリーンとオリジナル家具を中心に構成されたオフィス

グリーンとオリジナル家具を中心に構成されたオフィス

日本企業のオフィスは、未だに灰色のデスクやキャビネットに囲まれているところが多いですが…。

クリエイティブにビジネスを作っていく場であるオフィスを、旧態依然とした灰色の空間にしているのは、僕から見たら理解できないですね。感性が磨かれる空間にすべきで、こだわらない方が不思議です。オピニオンリーダーと呼ばれる人たちは、働く場の空間づくりもしっかりしていますよ。

外資系企業のオフィスはオシャレなところが多いですよね。日本の企業は変わってきているのでしょうか?

空間から生じる力は凄まじいことに、日本の経営者も気づき始めていると思います。デザインとは縁遠かった企業も、うちの会社のクライアントになっていますから。オフィスは経営者の想いが表現される場ですから、任されるときはできる限り経営者と会って、ビジネスコンセプト、方向性、10年20年先のヒジョンなど、しっかりと聞いたうえで空間を作っていきます。

ネットの家具屋の軸は守りつつ「ライフスタイルデザイン会社」へ 常に影響を与え続ける「エフェクター」でありたい

家具のネットショップから、手がける領域がどんどん広がっていますね。

広がりは出てきましたが、基本は“ネットの家具屋”です。始めた当初は「ネットで家具なんて売れるわけがない」と言われてきましたが、ネットでもリアリティを感じられるWebづくりをしてきた軸はぶれないように気をつけています。Webのクオリティを上げて、さらに充実したネットショップにしていきたいです。

Webコンテンツで人気があるのは?

やはりランキングですね。サイトにやってくるお客さまにとっては、一番分かりやすい指針になります。また、売っていくべき商品をスタッフが認識する意識付けにもなりますね。

小澤良介氏

リグナ株式会社
代表取締役
小澤良介氏

ちなみに、今の家具の流行は?

木と鉄を一緒に使うようなマテリアルミックスだったり、ビンテージ家具のようにムラがある仕上がりが人気です。カッチリとした美しさより、少しはずした“味”が好まれています。

最後に、今後の展望を教えてください。

今後は「ライフスタイルデザイン会社」として、ライフスタイルの中でマネタイズ(事業の収益化)できるものは手がけていきたいです。例えば、アートは、「リグナ」の顧客には刺さるコンテンツなので、積極的に扱いたいです。他にも可能性を探していきます。常に多くの人のライフスタイルに影響を与え続ける「エフェクター」でありたいですね。

取材日:2015年2月23日 ライター:植松

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