深堀シンガポール ~企業編~ #2

Vol.13
Fellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd. エージェント/マネージングディレクター
Junya Oishi
大石 隼矢

Fellows Singapore Creative Staff Singapore PTE. LTD.代表の大石隼矢(おおいし じゅんや)です。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。日本はだんだん寒くなってきたと聞き、常夏のシンガポールにいるとその肌寒さが少し恋しくなります。

さて第13回目のコラムは、前回の深堀コラムに続く第二弾として、ゲームやアニメのプロダクションにはどんな企業があるのか、どんなタイトルを制作しているのか、などをお伝えしたいと思います。わずか1年強のシンガポール在住経験での知識や経験では足りない部分もありますので、主に英文で書かれたローカルサイトを独自にリサーチした内容もふんだんに取り入れながら書きたいと思います。(もし「それはちがうぞ」というご指摘がありましたら、恐れ入りますが弊社のインフォか私のTwitter宛までご教示ください。)

シンガポールのゲーム開発企業

―外資の大手ゲーム企業がオフィスを構えているが、ローカル発のゲームデベロッパーもある

つい先日、中国TencentのグループであるTiMi Studio Groupがシンガポールにオフィス構えることを発表しました。現在シンガポールにオフィスを構えている外資大手ゲーム企業と言えば、フランスのUbisoftやアメリカのElectronic Artsですが、ここに中国の雄が参入することになります。これはかなり熱いです。TiMi studioはCall of Duty MobileやHonor of Kingsなどのメガヒットを記録したモバイルゲームパブリッシャー。ちなみに以前からシンガポールにオフィスを構えているRiot GamesもTencentの100%子会社です。Riot Gamesはゲーム好きなら誰もが知っているくらいに有名ゲーム企業で、現在ではVarolantやLeague of Legendsなどのゲームを世に送り出しています。
上記にあるような“メガ”企業は、シンガポール発としてはまだありませんが、小さいゲーム開発会社は複数存在しています。私のリサーチした中で言うと、ほぼすべて10数名単位の小規模チームで運営されており、有名タイトルも見つけることができませんでした。これは想像ですが、少数の中の更に少数の優秀なシンガポール人ゲームクリエイターは、上記で挙げた大手ゲーム企業に就職しているように思います。これは、「私も大手企業にジョインしたい!」と夢を描く若手クリエイターが増えていくことにつながって行くと私は予想しています。外資系の企業による刺激が人口600万人もいない小国シンガポールのゲームシーンを盛り上げてくれることを願います。

シンガポールのアニメーション制作会社

―日本的なアニメを制作している企業は発見できず。一方でアニメーションスタジオというカテゴリーではシンガポール発の企業も存在。

シンガポールでは日本のアニメ、漫画、ゲームはとても人気です。日本のアニメはどちらかと言えば大人も楽しめるコンテンツ、ですが海外のアニメというと多くは未就学児向けコンテンツが多い印象です。10名前後の20~30代の男女に聞いたところ、全員が「日本のアニメをよく見る」と答えてくれました。日本人としては嬉しくなりますね。一方、シンガポールで制作されているアニメがあるか聞いたところ、全員が口をそろえて「聞いたことない」あるいは「ディズニーアニメはシンガポールじゃないよね?」と、心当たりがないようでした。
シンガポールでは先日、The Asia TV Forum & Market(ATF)が開催されました。ATFは、シンガポール・メディア・フェスティバル2021の一環として、バーチャル形式で開催され、アジア全域から160タイトル、600時間以上のストーリーを紹介しました。その中のアニメ部門では、シンガポールのアニメーション制作会社One Animation Pte. Ltd.の制作した2作品がファイナリストとして選出され、その内の1作品が大賞に選ばれています。
その他にもシンガポールではSparkyやSageといった小規模プロダクションが興味深い作品を制作しています。
アニメーション、と聞くとどうしても日本のアニメを想像してしまうのは私だけではないと思いますが、育ってきた環境や文化によって描くストーリーも様々です。そう考えると海外のアニメーションもまた興味深いです。

まとめ

今回のコラムを通じて改めてシンガポールのゲームとアニメについて深堀する良い機会となりましたし、私が調べた情報をお届けすることができて嬉しく思います。今後はゲームクリエイターやアニメクリエイターのオーダー獲得にも挑戦していくので、フェローズシンガポールの理念の一つでもある「アジアのクリエイティブ産業を応援する」一役を担うため、これからも頑張っていきます!

  ※記載されている商品名は各社の商標または登録商標です。

プロフィール
Fellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd. エージェント/マネージングディレクター
大石 隼矢
1990年 静岡県焼津市生まれ。小さいころからサッカーに魅了され、日韓ワールドカップで来日したデイビッド・ベッカムの話す英語に衝撃を受け、自分も話せるようになりたい!と大学は外国語大学へ。2010年カナダ・ウエスタンオンタリオ大学へ交換留学。2012年株式会社フェローズ入社。ブロードキャスト・ビジュアルセクション。2020年4月にフェローズ初の海外拠点であるFellows Creative Staff Singapore Pte. Ltd.の責任者に就任。好きなバンドはOasis、最近の趣味はNetflixで英語学習、尊敬する歴史上の人物は吉田松陰と白洲次郎、好きな食べ物はカレーライスとらっきょう、嫌いな食べ物はかぼちゃと大学芋、みずがめ座B型、佐々木希とジェームズディーンと富岡義勇(鬼滅の刃)と同じ誕生日。
Twitter:@junya_oishi
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100063693212316
LinkedIn:https://sg.linkedin.com/company/fellows-creative-staff-singapore

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP