2020.08.03

山椒、をかし!

新潟
ライター&コピーライター
いと、をかし。
丸山智子

今年は土用の丑の日が2回あったことお気付きですか?

7月21日と昨日、8月2日でした。

みなさん、うなぎ食べましたかー?

 

 

うなぎの蒲焼に欠かせない薬味といえば、山椒!

 

 

うなぎ以外にも、様々な料理に爽やかな辛味を添える薬味として重宝されている香辛料であり、個人的には最近ニシンの山椒漬けにハマっています。

 

「山椒」と一言で言っても、実は木の芽、花山椒や実山椒、粉山椒と季節ごとに形と特徴を変え、食卓に刺激を与えてくれるこの香辛料の原産国は日本(中国原産の種類もあるらしい)。

 

 

縄文時代の遺跡から山椒の化石が出土しており、塩と山椒で肉や魚を調理する際に用いることで、防腐・臭い消し、食欲増進といった効果が期待されていました。

山に自生していたと紀元3世紀ごろの「魏志倭人伝」にも記されています。

 

15世紀・室町時代の「大草家料理書」には、山椒の粉をふりかけたうなぎの蒲焼が紹介されているって、今と食べ方同じじゃん!!

 

 

全国一の生産量を誇るのは和歌山県で、年間500トンもの山椒を生産しています。

兵庫の朝倉山椒、高知の仁淀川山椒、岐阜の飛騨山椒など、産地によっても特徴が違うようです。

 

朝倉山椒は徳川家康に献上していたとか!

https://asakurasansho.net/

(サイトを開くと、→と一緒に山椒が動くのが楽しい・笑)

 

ちりめん山椒や筍の木の芽和え、山椒味噌、佃煮、麻婆豆腐…最近流行っているスパイスカレーに山椒を入れるレシピもあるみたいですね。

 

 

近年では、海外の日本食レストランや西洋料理の隠し味としても注目を集めています。

 

…ああ、日本を感じる薬味と言ったら生姜とか大葉とか柚子もいいですよね…(薬味好き)。またいつか、そんなストーリーも書きたいです。

食欲が落ちがちな夏、山椒のぴりりでバクバクご飯を食べて、乗り切りましょうー!

 

プロフィール
ライター&コピーライター
丸山智子
新潟市出身、進学を機に上京し東京で広告制作会社や編プロなどに勤務。2014年Uターンと同時に独立。新聞、雑誌、WEB、イベント広報等での執筆や、定期的なラジオ出演など。趣味は観劇と、生ハムの原木を一本持ってピクニックをすること。 7月25日、毎日違うプリンを食べる100日チャレンジ達成! https://note.com/marutomo025

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