文様、をかし!

新潟
ライター&コピーライター
いと、をかし。
丸山智子

人工に作られた模様「文様」には、日本ならではの趣深い柄がたくさんあります。

 

なんと言っても最近のヒットは、鬼滅の刃(まだ見ていない・読んでいない)の人気で、あちこちで目にするようになった「市松模様(石畳文とも言います)」ではないでしょうか。

江戸時代に佐野川市松という歌舞伎役者がこの図案の袴をつけて舞台に出ていた姿が評判を呼び、「市松模様」と呼ばれるようになりました。

 

「青海波文(せいがいは)」は、なんと発祥は古代ペルシャと言われています。飛鳥時代に日本に伝わり、「青海波」という雅楽を舞うときの衣装の柄に採用されていました。源氏物語には青海波を舞う光源氏の姿が描かれています。

※特にこれは点々で描かれているので「点々青海波」と呼ばれます。

 

こちらは弓矢の矢をモチーフにした「矢絣文(やがすりもん)」。

弓で射た矢は戻らないことから、「出戻らない」の意味をこめて、江戸時代の嫁入りの支度に矢絣の着物を持たせたといいます。戻らないことや、まっすぐに突き進むことから、縁起柄ともされています。

 

 

他にも、万物を潤す雷雨を意味するため不断長久を表す吉祥文様「雷文」。

 

子鹿の背のまだら模様に似ていることからついた名前で、子孫繁栄を象徴する吉祥文様「鹿の子」。

 

 

「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、長寿吉兆の縁起の良いものとされてきた亀がモチーフの「亀甲」。

 

こうしてみると、自然の生き物や景色、特に演技がいいものをモチーフにされることが多いことが浮かび上がってきます。

今回調べていて、知らなかった可愛い文様もいっぱい出てきて、萌えることたびたび…文様の世界、皆様もぜひチェックしてみてください♪
(雲とか千鳥とかめちゃ可愛い!)

プロフィール
ライター&コピーライター
丸山智子
新潟市出身、進学を機に上京し東京で広告制作会社や編プロなどに勤務。2014年Uターンと同時に独立。新聞、雑誌、WEB、イベント広報等での執筆や、定期的なラジオ出演など。趣味は観劇と、生ハムの原木を一本持ってピクニックをすること。 2020年4月~7月、毎日違うプリンを食べる100日チャレンジ敢行! https://note.com/marutomo025 現在「新潟らしいプリン」開発プロジェクトを立ち上げ活動中! https://www.facebook.com/pg/%E3%83%8B%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%82%BF%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%9C-107225947748273/community/?mt_nav=0&msite_tab_async=0

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