オーガニック先進国ドイツ

東京
編集ライター
海外暮らしと帰国してから
Joshy

前回は、ドイツのサステナブルな社会の一例としてエコ電気について書きました。

今回はその続きとして「オーガニックコスメ」についてご紹介したいと思います。

よく「ドイツで日本食が恋しくなったらどうしてました?」と聞かれますが、そんな時自分は玄米を食べてました。

ドイツの一般的なスーパーには、日本米のように粘着性があるお米は当時あまり売ってなかったのですが、その代わり「ビオラーデン / Bioladen」と呼ばれる自然食料品店には、必ず玄米がありました。

この玄米を水につけておいてル・クルーゼの鉄鍋で炊くと、ふっくらと仕上がり美味いご飯を食べることができます。

 

ドイツには、個人経営の小さいショップから、「ビオスーパー」のようなチェーン展開の大型店まで、ビオラーデンが豊富にあります。

 

そして大体のビオラーデンには、有機栽培による野菜や肉、チーズ、パン、穀物類、お菓子といったの食品のほかに、ナチュラルコスメのコーナーもあります。

日常生活に必要なものがほぼラインナップされたビオラーデンに気軽に行けるドイツは、安心できるいいものを体に取り入れたいという、サステナブルなライフスタイルを送りたい人には最適の場所だと思います。

 

チーズ、チョコレート、石鹸、ボディオイル、歯磨き粉、お茶など、ひとつひとつの製品の味や香り、テクスチャー、効果などを試すのが好きで、ビオラーデンは自分にとって聖地のようなアドレスでした。

 

素材のもつ本来の力を宿した、心と体が喜ぶモノって本当にいいですよね。

自分にあったオーガニック製品を探し、出会うという過程は、自分のコンディションに意識的になること。つまり自分を知ることなんだと思いました。

 

ドイツのオーガニックコスメの老舗ブランドといえば、「ヴェレダ」「ドクター・ハウシュカ」「マルティナ」などが挙げられますが、その中の一社に取材に行った時の体験と、どうしてドイツはナチュラルコスメ大国といわれるのかについて、次回で書きたいと思います。

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上の写真は、日本でも人気のヴェレダの製品です

 

左●バラの香りと成分が調和をもたらすローズのボディオイル

中央●外的ストレスで敏感になった肌をいたわるカレンドラのベビーフェイスクリームは男性のヒゲ剃り後にも◎

右●ドイツでは外傷や皮膚疾患にも使われる軟膏的存在のカレンドラ ケアクリーム

プロフィール
編集ライター
Joshy
ヨーロッパに20年間滞在し、ライターとして日本の雑誌に情報を発信。海外生活で経験したことや、帰国後して東京で暮らしながら感じたことを綴っていきます。

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