長い時の果てに完成したケルン大聖堂

東京
カメラマン、ライター、社会人兼旅人
社会人兼旅人の旅空
鈴木勝彦

ドイツのケルンという都市にある「ケルン大聖堂」
世界遺産にも認定されたこの大聖堂は、歴史の波に翻弄されながら、実に数百年の歳月をかけて完成した建物である。

現代の姿は3代目。2代目が火災で焼失したのが1200年代。焼失したその年に3代目の建築が始まったが、宗教改革やら財政難やらがおこり、遅々として建築が進まない。
そして、本格的に建築が進み完成したのがなんと1880年。およそ600年の歳月をかけて完成まで漕ぎ着けた苦労人の大聖堂なのです。

そんな大聖堂も完成した後も苦難は続きます。
その後の二度の世界大戦で鐘を没収されるわ、空襲で爆弾を落とされるわでまたも損壊。
終戦後、元の姿に戻すべく復元工事が始まり、ケルン市民の努力もあり1996年に世界遺産に登録されました。

このケルン大聖堂ですが、立地がまた凄いことにケルン駅前!!
つまり駅前ロータリーに、あの巨大な大聖堂があるのです。
電車で行くと、近づいてくる大聖堂を拝みながら到着するというわけですね。

夜はライトアップされるので、近くの川からの夜景も見事なものです。ケルン市民のシンボルというのを感じる風景ですね。
また訪れたいと思う大聖堂でした。

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