Go To スマート葬儀

東京
コピーライター
TOKYOそういえば日記 14
コジマカツヒコ

みなさん、最近お葬式はありましたか?

 

「親戚の葬儀がね、スマート葬儀だったんですよ」

テレワーク期間を終えた友達のデザイナーに会ったら、挨拶がてらお葬式の話を聞かされました。

 

スマート葬儀?

 

聞けば、自宅にいながらパソコンやスマホでお葬式に参列できるのだそう。3年ほど前にクルマで参列できる

「ドライブスルー焼香」なんてのがテレビで取り上げられていましたっけ。

テレワーク、WEB会議、オンライン飲み会、オンライン帰省、WEB面接、WEB結婚式まである昨今、

なるほど。お葬式だってそうなってくるよね。

(本サイトのニュースページでも今年の3月に紹介されています)

  

どんな感じでコトが進むのかというと、 

 ①逝去のお知らせがメールやラインで来る。

 ②告別式に参加しますとお返事すると、QRコードが送信されてくる。

 ③当日はこのQRコードから専用サイトにアクセスして芳名帳にサイン。

 ④御霊前のお金もネットで手続きOK。その他、弔電・供花も同様。

 ⑤告別式会場の映像が送られてきて、パソコンやスマホのディスプレイを通じて故人をお見送り。

  さらにより臨場感のあるVR(バーチャルリアリティー)視聴も可能(!)。

 

ほか、芳名帳の管理やら、字が達筆すぎて読めない香典袋への考古学的な解読とか、それらが

デジタルデータで一元化できるから人手と手間も楽になる。

 

コスト面での主なメリットは「小さな斎場で済む」「一人3,000円とも言われる参列者への飲食代が不要」の2つ。

葬儀料(ご遺体の搬送や通夜・告別式、火葬に必要な物品、人件費など)+3万~5万円でWEB化できるようです。

(近年人気の家族葬の葬儀料は、ピンキリですが全国平均で90万円ほど)

ニュアンスとしては参列者が集う「一般葬」と「家族葬」の中間くらいでしょうか。

 

 などなど、想像以上にあれこれ考えられているなあと感じた次第です。

  

 

昔、自分が成人するタイミングだったか、親から言われました。

「結婚式は辞退しても、通夜や葬式には駆けつけるものだ」と。

 

確かに結婚式をスルーしてもまたそのうち会えるだろうけれど、お葬式はもうこれっきり。

ご縁の節目、とりわけお別れには(いいも悪いも)律儀なのが日本人です。

そのあたりの心の在り方を考えると、コロナを抜きにしても超高齢化で動きづらい人が増え続けているし、

こういう選択肢はアリだろうと感じます。遠方のお葬式だと交通費も馬鹿にならないし。

 その他、いろいろな事情で行きたくない、帰れない人もいるじゃないですか。ほら、

駆け落ちしたカップルとか、親友の彼女を寝取っちゃって地元に帰ると血を見そうな人とか。ねぇ。

 

ちなみに告別式のあとの、四十九日や一周忌の法要についても3密回避が考えられていて、こちらも専用サイトの

中継を通じてお坊さんが読経してくれるサービスが用意されています。その名も、

 

スマート僧侶!

 

シュッと細身でボッテガヴェネタのクラッチバッグを持ったお坊さんが代官山蔦屋書店の駐車場に

メルセデスのゲレンデヴァーゲンで乗り入れてくる。そんな絵が浮かんでしまった。

 

リモート僧侶と呼ぶところもあるらしい。こちらは全長45メートルで悪いやつらを眉間から出る

ありがたいビームでやっつける正義のロボット、といったところでしょうか。

もちろん空だって飛べる。少年がリモコンで操ります。 とべ! リモート僧侶!

 

すみませんばちあたりな妄想ばかり。

 

 

そういえば、お葬式で思い出したことがひとつ。

先日、踏切待ちの時にある葬儀屋の看板を見かけました。キャッチコピーが

『5人までのお葬式に』

 

え?  5人もいっぺんに亡くなるって一体何が! 

 

びっくりしたけれど冷静に考えるとこれ、少人数で見送るお葬式の宣伝ですよね絶対。

 

 

プロフィール
コピーライター
コジマカツヒコ
30数年前、マスコミ電話帳を片手に「使ってくれませんか?」の電話勧誘を繰り返し「ゆ」のページに書かれていた制作会社に潜入。流通やメーカーのハウスエージェンシー、広告代理店を経て独立。得意領域は流通小売・メーカーの広告や販促ツールいろいろ。趣味は水泳と愛猫の育成、お酒と無駄話。お仕事のご依頼は kojimakatsu@icloud.com までメールくださいませ。

日本中のクリエイターを応援するメディアクリエイターズステーションをフォロー!

TOP