リモートの効用

東京
ライター
来た、見た、行った!
かつらひさこ

リモートワークなど、在宅で勤務している方々が増えた。

長所はなんといっても通勤しなくてよいことで、勤務開始ぎりぎりまでリラックスできること。通勤の分早起きしなくてよいので随分朝寝坊できるが、その分だらだらと夜更かしもしてしまうのだが。

 

短所は、コミュニケーションが取りづらいこと。メールやチャットなど連絡ツールはたくさんあるが、相手を見て話せばすぐわかることなのだが、文字だけのやりとりはどうしても感情が伝わりにくく、「…もしかして怒ってます?」と考えてしまうことが結構ある。

 

あと、家で勤務しているので仕事がだらだらと長引きがちだ。私は時間になったら「終わります」とお伝えして勝手に終了しているのだが、夫は「だらだらとメールや電話が入ってくるからいつ終わったらいいのか…」とボヤくこともある。確かに。

 

リモートワークという言葉が馴染み深くなってから、ZOOMなどWEB会議ツールなどに触れることが増えた。仕事だけでなく、これを利用した飲み会などもある。

何度か参加してみたが、とても楽しかった。何しろラストオーダーも終電もないもので、どんどん時間が過ぎていく。もういい加減終わろうよという声があちこちであがるものの、なかなか終わりづらいのだ。

最近は「直接会って雑談」「飲みながらお喋り」というのがなかなかできないから、その分余計に喋りたくなるのもあるのだろう。

 

それから、今月6日に行われた「12人の優しい日本人を読む会」というZOOMを使ったリモート演劇(読み合わせと書いているが、素晴らしいお芝居だった)の生配信が興味深かった。演劇やイベントはどうしても3密が避けられないので、もうしばらくは開催が難しいのだろうなと思ったが、エンタテイメントの力を改めて感じることができたし、悪いことだけでない様々な変化を肌で感じている。

 

いろいろなことができなくなったが、その分新たに楽しめることも増えたし、個人的には家族が密になれる時間が増えたことが嬉しい。

まだまだ気は緩められないが、世の中的には「気を付けながら、もうそろそろ経済を回していこう」のフェーズに入ったと思われるので、可能なものを使いながらストレスを適度に発散させていきたいと思う。

 

それにしても、カラオケがしたい。

プロフィール
ライター
かつらひさこ
1975年札幌市生まれ。自分が思い描いていた予定より随分早めの結婚、出産、育児を経て、6年前からライティングを中心とした仕事を始める。毒にも薬にもならない読みやすい文章を書くことがモットー。趣味はクイズと人間観察。

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